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活用度が高い店舗は売上前年比23%アップを達成!ポイントは本部通達・理念浸透の改善【業務連絡ツール活用事例】

「アジアンビストロDai」などの飲食店を首都圏に17店舗直営展開する株式会社プレジャーカンパニー。同社では業務連絡ツールを(株)MS&Consulting提供「tenpoketトーク(テンポケットトーク)」に切り替えました。飲食ビジネスを展開する同社には「アルバイトまで情報を浸透させる難しさ」があります。その課題をどう解決したのか、株式会社プレジャーカンパニー、教育担当  遠山啓之氏にお話しを伺いました。


Q.どのような経営課題を解決するために、業務連絡ツールの切り替えを決めたのですか?

「パートナー(以下、アルバイト)への理念浸透」が弊社の経営課題でした。

ところが、それまで使っていた業務連絡ツールは利用人数課金で費用が高額となるため社員以上での利用としており、アルバイトまで含めた活動で利用するには最適ではありませんでした。

そんな折に、アルバイトを含めた全従業員での利用を前提に開発された店舗数課金のtenpoketトークに出会い、切り替えを決めました。


株式会社プレジャーカンパニー 教育担当 遠山啓之氏 写真
株式会社プレジャーカンパニー 教育担当   遠山啓之氏


Q.業務連絡ツールをtenpoketトークに切り替えて4ヶ月が経ちます。スタッフの変化を感じますか?

tenpoketトークの『本部通知機能(本部から全店舗の従業員へ一斉にメッセージを届けられる機能)』を最大限活用しています。コロナ禍となり、当初は毎週のように本部方針が変更される中で、本部と全従業員が直接遠隔コミュニケーションを取れる点には非常に助けられました。


tenpoketトークは「階層伝達」と「ダイレクト伝達」の選択が可能

tenpoketトークは本部からアルバイトスタッフへダイレクト伝達・コミュニケーションが可能

アルバイトスタッフが社員からの又聞きではなく、経営者や本部から直接メッセージを受け取れるようになった。この変化は大きいです。アルバイトの目線が引き上がったと感じています。

例えば、理念浸透のための「バリューブログ」という活動があります。理念に関する内容をスーパーバイザー以上の役職者が持ち回りで投稿する活動です。この投稿をアルバイトも読めるようになったことで、店舗から提出される「日報」の内容が、「感想」ではなく「理念に照らした今日の振り返り」に変わってきました。

「全員に同じ情報を共有することでアルバイトも幹部に近い目線に育つ」のだと気づきました。


「コーポレートバイブル」の内容が日報に書かれるようになった

株式会社プレジャーカンパニー コーポレートバイブル


また、他店の日報の閲覧が可能になったことで、店舗間での情報共有スピードが圧倒的に高まりました。ある店舗で生まれた成功事例が‟翌日”には他店に広がるようになりました。


成功事例が‟翌日”には他店に展開

ビジネスチャット活用事例 成功事例が翌日には他店に横展開・拡散
※インタビューより弊社作成(業績・個人名は架空です)


Q.現場の活用度が高いですね。業務連絡ツールの切り替えをどのような手順で進めたのか教えてください。

まず、全店同じトークルームが自動で立ち上がるように初期設定をしました。このツールを使ってどのような業務連絡をすべきなのか、詳しく説明しなくても理解できるからです。利用品質のコントロールにつながります。


トークルームは初期設定。このツールで何の業務連絡をすべきかが一目瞭然。

初期設定画面
※インタビューをもとに弊社作成。


また「やれ」だとやらされ感につながるので「2:8 の法則」を意識して切り替えを進めました。上の2割は言わなくてもやる人。彼らに成功体験を積ませポジティブな口コミを起こすことで、その下の8割にも伝播させていくという進め方です。

具体的には次のように進めました。

①実験/1ケ月

3店舗をピックアップ。どのような使い方が良いかを一緒に検証。


②全店導入のテストラン(3ヶ月)

利用登録の開始。‟使え”ではなく‟登録”とハードルを下げたことがポイント。


③正式に切り替え開始
投稿をパトロール。良い投稿にはコメントしたり、使い方の相談にのるなど最初は手厚くサポート。


Q.業績が改善した店舗もあると伺いました。

「アジアンビストロDaiたまプラーザ店」が顕著です。売上前年比90%程度だったものが、tenpoketトーク本格導入後の2020年10月には売上前年比101.8%、11月は123.3%となりました。

「売上前年比」と「tenpoketトーク投稿数」

ビジネスチャット投稿数と売上の相関グラフ


スタッフとのコミュニケーションが苦手で孤立していた店長の発言が変わったのが躍進の理由です。それまで、「ごめんね」ばかりで「ありがとう」を言えなかった店長が、積極的に「ありがとう」を発信するようになったんです。

それをきっかけに、ほったらかしだった新人スタッフや関係性の良くなかったキッチンとのコミュニケーションに前向きに取り組むようになり、良いチームに変わっていき、接客の得意な店長がいない日に売上が落ちることがなくなりました。

tenpoketトークは「書くコミュニケーション」が中心です。「話すコミュニケーション」とは違って考える時間があります。ですから、やらなければいけないと理解していてもできなかったことに取り組めるようになったのだと思います。


店長がポジティブな言葉を発信できるようになり関係が改善

ビジネスチャット活用事例 店長とスタッフの関係が改善
※インタビューより弊社作成(業績・個人名は架空です)


他店でも本部が予想していなかった使い方を生み出してくれています。

例えば、武蔵小杉店では「顧客管理」にtenpoketトークを使い始めました。それまでお客様情報は口頭共有で、シフトインの少ないスタッフには伝わらなかった。ところが、デジタルに記録されるようになったことで、全員にお客様情報を共有できるようになりました。過去履歴の検索も可能です。


顧客情報の管理にtenpoketトークを活用

ビジネスチャット活用事例 顧客管理
※インタビューより弊社作成(業績・個人名は架空です)


店長より年が下の子達の方が操作の飲み込みが早いです。デジタルネイティブ世代なので教えなくても使いこなせる。今後の進化が楽しみです。本部としても評価制度と連動させるなど活用を進化させていきたいと考えています。


取材日:2020年1月28日
取材/文:株式会社MS&Consulting 児玉彩子
※記載の数値や固有名詞などは取材当時のものです。


tenpoketトーク 詳細ページ


遠山啓之(とおやまひろゆき)氏
遠山啓之(とおやまひろゆき)氏

株式会社LEAD LIVE COMPANY 取締役副社長、日本フードビジネスコンサルティング協会 理事。 2000年、株式会社グローバルダイニング入社。複数店の店長を経験したのち、高いサービス構築力を見込まれ1日で1組のお客様が入るかどうかだったフレンチレストランの店長に就任、月商1400万円の繁盛店へと立て直す。2013年、株式会社プレジャーカンパニー入社。サービスマネージャーとして、現場勤務とともに、接客の理論化、教育の仕方の教育、組織づくりなどを担当。株式会社プレジャーカンパニーの教育担当としての活動は続けながら、2020年11月、株式会社LEAD LIVE COMPANYの創業メンバーとなり活躍の幅を広げている。著書に「サービスのチカラ 店長マネジメント編」「サービスのチカラ 今からできる!笑顔のアクション接客編」がある。