朝礼で売上意識を高めたい時のワンポイント
売上予算は“マイルストーン”を共有
朝礼の力の1つ、それは「毎日言われ続けると意識が向く」という点です。だからあなたの店舗の課題が「売上意識」であれば、「売上に関する話題」を定例で朝礼に盛り込むことは正解です。ただし、この時のポイントは「マイルストーンを共有する」ことです。
①日予算の場合:時間ごとのマイルストーンを共有
今日の売上予算は●万円、予算を達成するために、12時までに●万円達成しよう、15時までに●万円達成しよう、18時までに●万円達成しよう、ピークタイムが終わる●時までに●万円は絶対に達成しよう!
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②月予算の場合 : 1日ごとのマイルストーンを共有
月予算を達成するには後10日で1,000万円の売上が必要です。そのためには2回の土日でそれぞれ130万円の売上、その他の6日間でそれぞれ80万円の売上が必要です。今日は金曜日、80万円の売上を達成して、明日の繁忙日130万円の売上達成のために勢いをつけましょう!
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店舗状況により、次の①+②、もしくは①のみ②のみ実施します。
マイルストーンを共有する意味
このようにマイルストーンを区切って予算を共有するメリットは2つあります。
①修正しやすい
最終時点で予算達成度を確認するだけだと未達成でも修正できません。マイルストーン毎に達成度の確認をすることで、途中での修正が可能。目標達成度が変わってきます。
②達成感が実行力を高める
マイルストーンを区切ると「達成感」「未達成のくやしさ」を味わう機会が増えます。「達成感」「くやしさ」はスタッフの行動力を高めます。
「売上達成のための重要アクション」の共有
さて、売上予算のマイルストーンを共有したら、次はその予算達成のために何に取り組むべきかの共通認識づくりです。例えば、「今日の一押し商品」を共有する場合。
≪よくあるもったいないケース≫
下の写真のような言い方で終わり。具体的に何をしたらいいかはスタッフ任せです。
≪売上につながりやすいケース≫
このように予算達成のための重要アクションは、“スタッフが行動できるぐらい具体的”に表現して共有してください。スタッフのアクション実行度が変わって、結果、予算達成度も変わってきます。
「予約電話は丁寧にお願いします」
→「予約電話で必ず希望のお席を確認してください」
「お声がけをがんばりましょう!」
→「何かお探しですか?」「綺麗なお色ですよね!」「ゆっくりご覧ください」、この3つのお声がけを使い分けましょう。
こんな感じです。
何度も繰り返しますが「朝礼は毎日のこと」。小さな工夫でも塵も積もれば山となる、大きな変化になります。この記事の中で「いいな!」と思った点があったら、ぜひトライしてみてください!
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